昨日のにっき8/9(月)
2010.08.09 月曜日
昨日の水道やさんがもってきたものなのか、
その人の掃いていた靴なのか
その人の靴下なのか
どれが原因かははわからないけれど
玄関を入ってきた瞬間に鼻腔にも入ってきたその臭気が粘膜に完全に付着したようで、
今日もまだそれから解放されない
くさいと感じるのは、
生物が自分の生命身体におよぶやもしれない危険を察知するための能力で、
だからそれを感じるような動植物、場所などには近づかないように、あるいは、近寄ってきてしまったら速やかに退散すべきである
であるがしかし
東京と言う街はどこもかしこもくさい
道をあるけば自動車の排気ガスと、道端の排水溝から立ち上る汚水の生臭さ、
犬を散歩させる人がたまに植え込みで放尿させたりするとそこからも好ましからざる匂い、
人の行き交う街中や電車では、香水やら整髪料やらさまざまな匂いが混合され、
深呼吸など、とてもじゃないけどできない
たまに新宿へ出かけるとき
「そよそよとしていい風」
と同行者がいつも言う言葉が私には冗談のように思えてならない
ただ、ビルとそこに設置されたエアコンの室外機から出る温風が滞留しているだけのなまぬるい空気で、
風と呼べるような潮の匂いや草の香りのような、とは言わないまでも、新鮮でさわやかな感じなど微塵もないのに
なるべく最低限の息を吐き
最低限の息を吸う
そういう呼吸をするように心がけているせいか
すっかり体調がすぐれなくなったような気分もまたする昨今
と思う
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