昨日のにっき4/17(土)
2010.04.17 土曜日
土曜日、退院の日の朝は、4月とは思えぬみぞれ交じりの吹雪だった。
道に落ちた桜の花びらが、シャーベットのように見えた。
雪と風で冷たく濡れながら、重い荷物を運んだ。
家についたときにはしもやけになりそうだった。
いそいで暖房をつけ、雨戸に潤滑油を注し、洗浄中だった湯沸かし器を水で流し、消毒のつもりでいったん満水を沸かし、捨てた。
そうこうしているうちに8時半も過ぎたので出かける支度をして表へ出る。
駅までの道、ほとんど向かい風で、北風と太陽の話を思い出しながら歩いた。
昼前姉が着き、午後からは嘘のように晴れて、雪中行軍は私だけで済んでよかったと心から安堵した。それは人への心配というより、もうこれ以上私は誰にも手を貸せないほど荷物を持ったからだった。
持った瞬間、また、腕が抜けるか、あるいは両足が地面にめり込むかもしれないと思うほど、重かった。
そして、母の歩みに合わせると、その荷の滞空時間が一人で歩く時より5倍は長くなり、必然私の力の消耗も促進する。
この上、雨や雪が降っていたらと思うと、想像しただけで、癇癪を起しそうなほど、つらく、疲れた。
途中で食事を済ませ、家に戻ると、間もなく夕方5時になろうとしていた。
後のことは姉に頼み、逃げるように、自分の部屋へ戻った。
首と肩が、くさびを打ち込まれたように痛んだ。
くさび打ち込まれたことないけどね。
感覚的記録だし、自分用だから、いいの。
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