コピヶ丘倶楽部・別館

2008年10月末、修学旅行へと出かけたここぴんがココピの丘に帰ってきた!

ココピのコンテンツの著作権は株式会社インターフロントtata99[タタクク]に帰属します。
当サイトはココピのファンサイトです。当サイトから気まぐれココピに関するものを無断転写・複製することは一切禁止とさせていただきます。

<< 気まぐれ占い3/10(木) | main | 電線さんぽ3/11(金) >>

昨日のにっき3/11(金)

昨日のにっき3/11(金)

午後、いつものようにほうけていたら
急にゆれ始めて
ものすごい地震になった

立っているのもやっとで机や棚の上のものが次々落ちた

直ぐに実家に電話したけれど話中でつながらない

その後小さな揺れが何度かあって
また大きく揺れた

今日はにっきを後で書こうなどと怠けていたらその「後で」があるや否や怪しくなった

しばらくテレビで地震の情報を見た後
早く帰ったほうがいいという言葉を受け
自分も帰りたかったので家路につく

駅に行くとシャッターが下ろされて電車に乗れなかった

タクシーは見たこともない長蛇の列で駅の向こう側までつづいていた

バスはまだ動いているらしかった

馬場から乗り換えれば自宅近くにいけるので駅向こうのバス乗り場に行ったけれど、こちらはバス乗り場も長蛇の列、停留所で待機している寒さに震えるバス会社の青年にルートを確認したけれど、新宿行きはいつ来るかわからないとのこと、先に見た南口のバス乗り場は何台か待機していたので踵を返す

渋谷行きか新宿行きかどちらに乗るべきか迷ったので思い切って交番で「四谷に行くには新宿と渋谷とどっちが近いか」とたずねると、間髪いれず「新宿」と答えてくれたので、自分の予測に確信を持って、今しも出発しようとしている新宿行きに飛び乗る

午後6時少し過ぎ

道は混んで、電車なら5分でつく新宿まで1時間かかった

新宿駅はものすごい人で、タクシー乗り場はいわずもがな、並んでいる人の目の前で、乗り場から少し離れたところを流しているタクシーを捕まえて乗る人がいて、罵声怒号が飛んで険悪な雰囲気になってきていた

行けるところまで行こう

そう決めて新宿通りに出て歩き出すと、反対方向からやってくる人波に押されそうだった

新宿三丁目で信濃町へ行くバス停があったので少し待ってみたけれど、通りの車がちっとも動かないので、このまま待っても風も冷たいし、いつ帰れるかわからないと心を決めて歩き出す

新宿二丁目、一丁目、四谷四丁目と過ぎ、四谷三丁目へ差し掛かってようやく少し気分が落ち着いた

歩いていてもゆれているような気がして、実際にゆれているのか、それとも風に揺らされているのかわからないまま、四ッ谷駅についた

バスの中から携帯電話が圏外になって、メールも送れなくなった

途中のコンビニによって食べ物を買おうとしたけれど、棚はすっかりカラになっていた

飲み物を少し買い、部屋に戻ると、懸念していたキッチンの棚の戸が開いていて、捨てるに捨てられなかったクリスタルのグラスが落ちて粉々に割れていた

いつも晩酌を共にしていた、誕生日プレゼントにもらった陶器の器と、今はも閉店してしまったピザ屋の灰皿も、割れてしまっていた。

パソコンも倒れていた。

割れたものを片付けてテレビをつけると受信できなかった

アンテナをつなぎなおしてテレビは復旧、
いそいでここぴんを迎えに来て
いまこうしてキーをたたく手が震えるのは、まだ余震でぐらぐらしているせいばかりではない

そして明日は出勤だ

帰りがけ明日はどうすべきかたずねたところ、来てもらわないといけないけどこられるかしらとのことだったので、また歩いてでもいかねばならぬ

もし今夜を無事に生きて朝を迎えたならば

どうか私の親不孝を許してやってください

あとで

と思うことはいまやらねばならぬ

順序だてて何かの次にやる予定としたものならそれはその順序でいいけれど、
今できるものを自分の身勝手で後回しにすると、
その「あとで」が
なくなってしまうことは
今までだって何度もあったじゃないか
昨日のにっき | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

submit::

Trackbacks

Trackback URL : http://cc.essaya.net/sb.cgi/1540